言葉で伝える難しさ
お世話になっているアロマスクールで数年前から通信講座のレポート添削やアロマセラピスト資格を取得するためのカルテ(症例)審査をさせいていただいています。
レポート添削もカルテ審査も、生徒さんとはお会いしたこともなければ話をしたこともありません。レポートやカルテに書かれた言葉と私からのコメントという言葉だけのやりとりです。
直接会ってお話できるならば、相手の表情とか、反応とか、私のコメントに対する意見や反論やら…色んな情報のやりとりができるのですが、レポートやカルテのやりとりでは私が書き込むコメントが全てです。
もう少し踏み込んで考えてほしいとき、こんな風に書いたら生徒さんが傷ついたり、やる気をなくしたりしないか…とか
少し方向性が違っていると思うとき、はっきり伝えないといけないけどこの書き方でちゃんと伝わるだろうか…とか
コメントを受け取った生徒さんの気持ちを可能な限り想像しながら、言葉や表現を選んで書くようにしています。
もちろん素晴らしいなぁって思うような内容のときもそのままスルーすることはありません。何が素晴らしいかってことを具体的に表現します。
生徒さんにどれだけ、どのように伝わっているかは知る由もありません。だけど、全身全霊で生徒さんの言葉や表現と向き合っています。あっという間に時間が経ってしまって、結構大変な作業になってしまいます。
次のレポートやカルテを見ると、前回コメントした自分の言葉がどれだけ伝わったかを感じることができる場合もあります。そんなときは心の中で小さくガッツポーズ
冷静に時給換算してみると、あらまビックリな報酬だわ~っていうこともありますが、それでも言葉で伝える難しさにチャレンジできる絶好のチャンス。もっともっと伝える技術を磨いていけたら…と思います。
手しごとをしている時間は何も考えず。
ただただ布と向き合って楽しんでいます。